囲碁の学習ノート初級編・石の活き方 ①眼を作るテクニック

囲碁の学習ノート
碁石くん
碁石くん
囲碁の入門を卒業してもっと学習したい人や基本手筋の復習をしたい初中級者におすすめの記事だよ♪

こんにちは、師範の荻野です。

今回は19路盤デビューを果たした初級者向けに囲碁の基本的な学習記事を書いていきます。
中級者の復習にもなりますのでよかったらご覧ください。

第一回は石の活き方から①眼を作るテクニックを学習していきましょう♪

石の活き方のコツ

囲碁とは陣取りゲームで相手より広い領地を囲った方が勝ちになります。囲碁を打つときに大事な要素として「相手の石を囲むと取れる」というルールがあります。この「石を囲むと取れる」という制約のおかげで囲碁は宇宙にも比喩されるほどの奥深さ、そして面白さを兼ね備えています。

今回は相手に囲まれたときに自分の石をしっかりと活きる(生きる)方法を学習します。

囲碁では石は二眼を作るか、十分な広さがあると活きることができます。

(1)スペースを広げる

(2)急所に打つ

この2つが活きるときのコツです♪
それでは例題を見ていきましょう!

眼を作るテクニック

  1. スペースを広げる!
  2. 急所に打つ!

最初にスペースを広げる手を考えて、次に急所に打つ手を考えるのが良い順番です。
同じ活きなら広い方が地もお得ですね。


基本図1 黒番です。スペースを広げて活きてみましょう。


正解図1 黒1のツケから黒3のサガリが広さを目一杯確保する好手です♪

 


基本図2 黒番です。今度はこれ以上広げることができないです。急所に打ちましょう


正解図2 黒1のコスミが黒の部屋を分けて、二眼を作る好手です♪
ナナメに打つと眼を作りやすいですね。

まとめ

広げる手と急所に打つ手、活きる詰碁の初手は大きく分けるとこの2つのどちらかになります。
それ以外の初手の場合はとても難しい詰碁ですね(汗)

ひとつ注意したいのが石の活き方は詰碁の状態でのお話です。
実戦では活きる手を打つ前に外に脱出する手から考えることが多いです。
今回のコツは石を囲まれて死活問題になったときのコツになりますね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。これから週一ペースで更新していく予定です。

最後に確認問題を用意しましたので余力のある方はぜひ解いてみてください♪

確認問題:黒先黒活き


スペースを広げます。


スペースを目一杯広げます。


ナナメの急所に打ちます。

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