「囲碁が嫌いな子ー愛憎の父」洪清泉ストーリー⑤

囲碁が嫌いな子」私は小さい時に本当に囲碁が嫌いでした。しかしある出会いときっかけで囲碁が好きになり今の私、そして「洪道場」があると思っています。毎週2~3ずつゆっくりいろんな棋士のストーリーを紹介します。

 2026年現在の私の考え:小さい時は父の苦痛を分からずただの憎い存在でした。今は愛する、尊敬する大切な父です。本当にありがとうございます。

 15 歳の前期プロ試験で落ちた私は院生を辞退、プロの道を断念しました。父も「これからは君が考えて、自分で決めて生きていきなさい」と言ってくれました。今思えば、父にとっても怖かったのではないかと思います。なかなか難しい決断だったでしょう。プロの道を断念して、3ヶ月くらい休みながらいろいろ考えました。どんな人生を送りたいのか、どうやって生きていくのが良いのか、たくさん考えました。

 私は学校に通っていない、人に会うのも話すのも上手くない、この学歴ではバイトさえもできない、収入もない、好きなこともできない、結婚も出来ないなどネガティブなことも考えました。真剣に、自分の人生に関して長考しました。そこで、一つの結論が出たのです。

「囲碁しかできないのに、囲碁で負けたら私の存在価値はない」

 悩みの霧が消えました。囲碁で何が出来るのかと考え、韓国アマ№1、つまり国家代表になろうと目標を決めました。それからは、囲碁がとても楽しく、やらされてもないのに朝早く起きて夜遅くまで勉強しました。この時の勉強は、今、道場のみんなと勉強出来る原動力になっています。特訓の成果もあり、17歳頃から全国アマ大会で優勝し始め、優勝26回、23歳頃まで長く韓国代表を務めるようになりました。

 つづく。。

洪道場総師範
洪 マルグンセム

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