「囲碁が嫌いな子ー学歴のコンプレックス」洪清泉ストーリー④

囲碁が嫌いな子」私は小さい時に本当に囲碁が嫌いでした。しかしある出会いときっかけで囲碁が好きになり今の私、そして「洪道場」があると思っています。毎週2~3ずつゆっくりいろんな棋士のストーリーを紹介します。

 私は小学校卒業が学歴の全てです。囲碁のプロ棋士になるためには、読み、書き、基本計算だけ出来れば良いというのが、父の考えでした。何かのトップになるためには、ひとつのことに打ち込む必要がある、そして10年間頑張ればプロになれるという考えでした。中学校の校長先生や家族とも喧嘩して、私を学校に行かせなかったのです。

 父が怖くて何も言えなかったのですが、他の人とは全然違う人生、それが私にはストレスでした。恥ずかしくて引きこもることも多かったし、学校の話は耳の痛い話題でした。国のプロ試験ですが、今は年間13人以上なれますが当時は前期2人、後期2人の4人でした。私は13歳頃からは常に1組の№3に入っていましたが、プロには縁がありませんでした。それはおそらく、囲碁を心から好きではなかったからだなと思っています。

 それとは別に、心の強さの面でも一歩遅れていたと感じます。トッププロになる棋士達は普段はとても優しいのですが、対局に入れば残酷な鬼になります。慈悲の心はありません。友達でも何も関係ありません。対局が始まれば相手を徹底的に踏みつぶします。私はそれが出来ず、余計なことばかり考えたりしました。それも実力なのです。

つづく。。

洪道場総師範 
洪 マルグンセム




よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次