「日曜道場出身棋士ストーリー」 福岡航太朗七段① 勇敢な航太朗!

 現在二十歳になり一力遼本因坊へ挑戦している福岡航太朗七段のストーリーを送りします。小さい頃から常に願っていた7大タイトルの舞台に立ちました。精一杯戦ってほしいです。

 航太朗は小学2年11月頃、道場に来ました。有段者だったと覚えています。会ってすぐ、この子は頭がすごくいいなと思いました。頭の回転がめちゃめちゃ速い。遼に似ているなと。遼は道場に来ると、てきぱきと部屋をまわって挨拶していましたが航太朗も同じでした。
 
 航太朗には早くも人生の転機が来ます。小3の冬、子ども棋聖戦の低学年部全国優勝がそれです。お父さん、お母さんと面談しました。「本人はプロになりたいと言っていますが、プロになるなら中国韓国に勝つ棋士、世界一になって欲しいです」とお父さん。「わかりました。それなら一番厳しいところに行かせましょう」と韓国の道場を紹介しまし
た。お父さんもお母さんも仕事があるので、一人で行かなければなりません。本人は「いいですよ」と!


 プロになるまで2年半間、ビザの関係で韓国へ行き来する生活でした。全部ひとりです。お父さんが韓国に行ったのはプロになってからお礼に行っただけです。最初、韓国語もできなかったので、この子、ちゃんと生きて行けるのかなと思って3ヶ月くらい過ぎて1回、韓国に行って様子を見に行きました。航太朗はもう韓国語がペラペラ、ご飯もしっかり食べるし、ケンカもするし。なんか韓国の子がなめたことを言ったらしいんです。それで航太朗が「はあ?」といって激しいバトルをしたと聞きました。これはもう大丈夫だなあ。航太朗強いなと。もう、勝負師なんですよね。負けた
くないと。 (つづく。。)


洪道場総師範
洪 マルグンセム

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次