「日曜道場出身棋士ストーリー」 福岡航太朗七段② 自分が出来る普及

 現在二十歳になり一力遼本因坊へ挑戦している福岡航太朗七段のストーリーを送りします。小さい頃から常に願っていた7大タイトルの舞台に立ちました。精一杯戦ってほしいです。

 韓国では詰碁を毎日30~40題するという勉強方法があります。年間で1万題はその道で生きていくためには最低条件だと言われています。航太朗は嫌というほどやりました。めちゃくちゃ読めます。トップ棋士は当然毎日こつこつやるので読みがすごいです。

 航太朗は韓国の大会にも参加していました。韓国の碁に慣れています。ここで仕掛けてくるなとか、揺さぶってくるなとか。これは実際対局してみないと各国の文化や感性がわからないです。航太朗にとってはとても良い経験になったと思います。航太朗は目標をしっかり持ってがんばるタイプです。勝負にこだわっていて、勝負師向きの性格。研究も丁寧に拘りを感じます。気も強い。これは大事なことです。昔は気の強さを出してケンカもしていましたが、今は気持ちを秘めて、試合で爆発(笑)。碁もじっくり構えて力を貯め戦うなど、ベテランになった気がします。

 航太朗のことは小さい頃から見ているので、私は学校の先生のような気持ちです。日本と韓国で学んだので、そのお手伝いができて嬉しいです。名人リーグに入り竜星戦優勝!世界戦参加も増えています。コツコツ頑張る姿が嬉しいですね。先日、竜星戦優勝の祝賀会で良いこと言っていました。「自分のできる普及として、精一杯戦って囲碁ファンに良い姿を見せる」と。聞きながら棋士の中ではやはりそれぞれ役割があると感じました。19歳とは思えない言葉で、聞いているお客さんの方々がとても喜んでいました。

 日本を代表する棋士になって嬉しい。次は世界一だね!


洪道場総師範
洪 マルグンセム

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