「囲碁が嫌いな子」洪清泉ストーリー②

囲碁が嫌いな子」私は小さい時に本当に囲碁が嫌いでした。しかしある出会いときっかけで囲碁が好きになり今の私、そして「洪道場」があると思っています。毎週2~3ずつゆっくりいろんな棋士のストーリーを紹介します。

(メイン写真は韓国院生の合宿の時です。私は左辺の方にいます)

 父は経済的な理由もありましたが、囲碁棋士になるためには、幼稚園に通う必要はないと考えていました。その代わりですが、私に漢字を1000字覚えさせました。将来、棋士として世界で活躍するために必要になるし、日本の本を読むためにも、漢字が必修だという考えでした。後々、日本語を勉強するときにはこの経験が役立ちました。

 小学校は家からバスで通って、30分くらいかかる離れた所に行かせました。理由はただ一つ、学校が近いと友達が家に遊びに来るので、囲碁の邪魔だということです(笑)。

 幸い私には才能があったのか、6歳の時に全国子供大会有段者の部で準優勝、小1の時には全国大会有段者の部で優勝、小3の時には全国大会最強の部で優勝(この時の有段者の部優勝者は李世ドル九段です)。順調に伸びていました。小1から、家から片道1時間以上かかる碁会所に一人で通っていました。最初の一度だけ、父が一緒について来てくれました。必死に道を覚えた記憶があります。

 家の財政はいつも厳しく、毎日のようにカップラーメン代くらいのお金を持って碁会所に行きました。お腹が空いて、誰かが残したのを食べる時もありましたね。しかし不思議なことに、通う事が嫌いではなかったですね。移動時間にはたくさんの本を読みました。むしろ対局よりも、本を読む時間が楽しみだったのかも知れません。私は小さい時、とても可愛い顔(本当です!)だったのでおじさん達にとても可愛がってもらいました。たくさん対局してもらい、ハメ手もたくさん教えてもらいました(笑)。つづく。。


洪道場総師範
洪 マルグンセム

 

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