「日曜道場出身棋士ストーリー」呉柏毅(う ぼい)① 素敵な笑顔、純粋な心の少年

 現在関西棋院を代表する棋士の一人、呉柏毅六段のストーリーを送りします。

 柏毅の笑顔は本当に素敵です。男の子ですが、どこか可愛らしさもあります(笑)。最近はおしゃれにも気を遣うようになり、以前よりもさらに雰囲気が柔らかくなりました。関西棋院の瀬戸大樹九段にはプライベートでも可愛がってもらっていて、いろいろな話を聞かせてもらっているようです。

 小さい頃から礼儀正しく、何事にも誠実な子でした。囲碁が本当に好きで、対局や検討はもちろん、棋譜並べもよくしていました。ただ、詰碁はあまり好きではなかったようで(笑)、やらせるために私が時々脅かしていましたね。それでも平均よりずっと上手に解いていました。最近では、以前とは違う戦い方を考えるようになり、詰碁のありがたみも感じているそうです。

 外国から学びに来る人にとって、最も大事なのは「日本語」です。最初は先生方も興味を持って教えてくれますが、言葉が通じないとどうしても距離ができてしまいます。柏毅が道場に来てばかりの頃、先輩の平田先生がいたずらで「好きです、僕と付き合ってください」を「こんにちは」の意味だと教えたことがあったそうです。それを信じた柏毅は、いろんな人にそう言っていたようで(笑)、本当に純粋でしたね。

 もともと恥ずかしがり屋で口数が少ない子でしたが、少しずつ会話もできるようになり、友達もたくさんできました。努力だけでなく、彼には人を惹きつける親和力があり、それが何より安心でした。

つづく。。

洪道場総師範
洪 マルグンセム

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