伊了とは長い間一緒に勉強しました。よく浮かぶエピソードは高尾山です。ある日道場に来る予定だった伊了から電話がありました。洪「どうしたの?」伊了「先生、中央線に乗っていたら高尾山に行きたくそのまま高尾山に来ました。今日は道場休ませてください」という連絡(笑)洪「分かったよ。気をつけて楽しんでね」と伝えました。大物だなと思いました。伊了のストーリーをお伝えします。
AIの出現は私もショックでした。どういうふうに子どもたちを引っ張ればいいのか考えました。伊了にきかれたとき、私は自身の考えを伝えましたが、本音を言えば、その意味を伊了自身に探して欲しいと思っています。AIに負けるくらいで囲碁の価値が終わるなら、本当につまらないものでしょう。私はそうは思いません。囲碁を通して、人を繋げること、究極的なことを言えば、世界の平和に繋がるくらいの良いゲームだと考えています。難しい問題ではありますが、賢い伊了だからこそ良い答えが見つかると思います。
伊了は国際交流に力を入れてくれています。中国語が必要なときは「僕やりますよ」と言ってくれます。学校で教えるなど未来につなげたい思いがあるのでしょう。ありがたいです。
でもまずはもっと能力を引き延ばし、成績があがってくれるのを望みます。最近は彼女ができて生活が前向きに整ったようで、だいぶよくなりました。彼女のおかげだと感謝しています。自分だけの碁、また、哲学を持って囲碁界に伊了という名前を残して欲しいと思っています。いつも心いっぱい応援しています。
伊了はすごく頼れる棋士です。強さはもちろん明るいしよく助けてくれます。成績もどんどん伸びていて嬉しく思います。伊了を応援してくれるすごく大切な方がいます。その方に感謝しながらこれからより遠くより高く飛んでください。
洪道場総師範
洪 マルグンセム

